最近は「クラシック デジカメ」という分類も出現しているようですが
だいたい10年以上昔の機種を指すようです。
現行の機種より 機能面でシンプル、画素数も控えめです。
当然 現行機種より使いにくいわけですが それでも「その機種にしか
搭載されていない機能」に惹かれて 持ち出したりします。
今回の機種は ルミックスGF2、2010年登場ですので もう10年以上前の機種です。
屋外では液晶画面の照度や反射防止の点で 使いにくさがありますが
それでも このカメラにしかない独特の発色モードがあって
花撮影にときどき持ち出します。
また 同時期に発売されたルミックスG2やGH2と並んで このGF2には
タッチパネル液晶が搭載されています。業界で最も早くタッチパネルが
採用された機種です。前世代と比べて使い勝手が大幅に改善されました。
組み合わせるレンズは 今回パナソニックの42.5ミリF1.7,
中望遠レンズです。最短撮影距離31cmと近接撮影能力が高いので
花撮影には重宝します。
画像左のレンズです。右のオリンパス45ミリF1.8もまろやかなボケで花撮りに良いレンズなのですが最短撮影距離が0.5mと少し長いので 今回は留守番。
このカメラと前機種GF1にしか搭載されてない「シルエット」という撮影モードを使うと全体にローキーになり 更に暗部が落ち込んで花だけが強調される描写となります。
露出補正もホワイトバランス調整も出来ません。癖の強い描写なので 三振か長打のどちらかみたいなところがあります。まあデジカメなので 失敗したショットは捨てればいいわけで...
生田緑地のばら苑に持ち込んで 撮影してみました。
非常にシャープな描写のレンズですが近接時のボケもそれほど癖がない。軽くて小さくて寄れる、いいレンズです。
実際には周りの葉ももっと明るく見えているのですが「シルエット」モードでは明暗差が強調されてこのように明るさが落ち込んで写ります。主題以外のものを整理して写すのに便利です。